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病院


医療法人徳洲会茅ヶ崎徳洲会総合病院

将来の病院幹部候補生を「医療経営士」を通じて育成する

深谷賢一氏
深谷賢一 様
(医療法人徳洲会茅ヶ崎徳洲会総合病院総務課課長補佐)
(「医療経営士」情報誌:「医療経営の理論と実践No.2」掲載)

病院経営に対する意識を職員に持たせるために医療経営士を活用

 現在、「医療経営士」資格認定試験において、当院からは3級9名、2級1名の合格者が誕生しています。医療経営士のことは、2010年に開催された国際モダンホスピタルショウで知り、とても興味を持ちました。まず、事務部長が第2回3級認定試験に合格。試験勉強を通して、医療経営士テキストが、「病院に勤める上で必要な知識を学べるテキストである」と感じた事務部長は他の職員にも勧めました。その後、職員に病院経営に対する意識を持ってもらうために浸透させていきたいとの思いから、病院を上げて医療経営士資格取得に取り組むことになりました。

試験勉強で身につけた知識が日々の業務にも活かせる

 医師や看護師と違い、事務職は無資格であるため、資格取得を目指すことは日々のやりがいにもつながりますし、業務に対するモチベーションを保つのに最適です。それに、資格認定試験に取り組むことにより、日々の業務で今まで関心がなかったところにも着目するようになりました。患者様に診療報酬の点数について質問されたときも自信を持って説明できるようになったという声が職員から上がっています。試験勉強が、日々の業務に活かせていると感じます。また、2級認定試験の合格を目指すには自部署以外の業務についても把握しておく必要があり、これは病院経営に携わる上で非常に重要なことだと思います。今後、2級取得者のような幅広い知識を持った人材が、病医院の事務職に求められてくると感じています。

 現在は、3級認定試験に合格し、2級認定試験に臨む者が増えてきました。これまで3級認定試験に臨むときは、各自で試験勉強に取り組んでいましたが、2級認定試験の範囲は広範囲で、自部署で担当する業務以外の科目も含まれているので、各部署で講師を担当し、他部署の業務について理解しやすくなるような勉強会を毎月定期的に行う予定です。今後は医事課や総務課の職員だけではなく、医師やコメディカルにも対象を広げ、医療経営士を通じて病院経営が重要ということを全員で認識することによって、院内の経営意識の底上げを図りたいと考えています。なお、資格認定試験合格者に対して人事考課の際に評価してもらえるため、資格取得に励む モチベーションにつながります。さらに、2級認定試験・1級認定試験の合格者も誕生してくると思いますが、同様に評価してもらえると思います。

 今後、「医療経営士」取得者には、病院の経営について関心を持つだけではなく、学んだことを実践に活かして活躍することが期待されています。将来の病院幹部候補生も医療経営士を通じて育成できるようにしていきたいと思っています。また、当院は2012年10月には新築移転を控えているため、多くの事務職員が入職してきます。移転後、「医療経営士」取得者がリーダーとなり、病院経営に貢献できるように努めていきたいです。


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